旅客輸送の安全対策講じる 検討委員会を設置(国交省)
2022年4月28日(木) 配信
国交省は4月28日(木)、北海道・知床半島沖で発生した遊覧船の海難事故を受け、小型船舶を使用する旅客輸送における安全対策を検討するため、「知床遊覧船事故対策検討委員会」を設置する。
岸田文雄首相は同26日(火)、「法的規制のあり方も含め、安全対策について検証・検討を行う検討会を立ち上げ、徹底的な安全対策を講じる」よう国交省に対して指示をした。
これを受けて国交省では、海事法制や船用工学、船員養成などの有識者から構成される検討委員会を設置。事業参入の際の安全確保に関するチェックの強化や、安全管理規程の実効性の確保、監査・行政処分のあり方、設備要件の強化──などの事項に関する安全対策を検討する。
5月9日(月)の週に第1回委員会を開く。以後、数回開催を重ねて、中間とりまとめは今夏を予定。