HIS、海旅支援サービス提供 「安心して旅行を」
2022年5月2日(月) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は4月26日(火)から、海外旅行の帰国時に必要なPCR検査の手配のほか、旅先で感染した場合の帰国便の変更や日用品の買い出しなどを支援するサービス「RE: TRAVEL SUPPORT」を提供している。消費者が日本の検疫措置緩和後も、海外渡航への不安を抱えるなか、安心して旅行に出掛けてほしい考え。
同サービスは各国の流動的な渡航情報を収集したうえで、必要な手続きをサポートするほか、旅マエにおける無料説明会の開催と現地スタッフの健康管理の徹底、24時間日本語による相談を受ける。
□海旅に不安感じる人86% コロナ関連手続き認知度5%以下
HISは同サービスの提供開始に伴い、「コロナ禍における海外旅行に関する意識調査」を行った。その結果、海外旅行に不安を感じる人は86%だった。また、「渡航時のコロナ対策に関する手続きを知っている」と回答した人は5%を下回った。
調査は3月に、全国の 10~70 代の400人を対象に実施した。
「旅行中にコロナウイルスに感染した際の対処法」については、2・8%が「知っている」と回答した。「旅先によって出入国条件が異なること」を把握している人は 5・0%だった。
同社をはじめとした多くの大手旅行会社がツアーを再開したハワイにおける審査基準の認知度も調べた。入国後、自己隔離免除になるための条件をすべて理解している人は4%。1つも知らない人は6割を超えた。
「海外旅行に行きたいと思う条件」に対しては、「いざというときに日本語で相談できる」(31・0%)が最多だった。次いで「体調不良時に対策が取れる」(30・5%)、「入国前から現地の状況が常に分かる」(28・0%)と続いた。なお、コロナ禍前は「旅行代金が予算内に収まっている」(32・8%)が最も多かった。