長崎県 平戸・宇久島・西海などで新ご当地グルメ誕生
2022年5年5日(木) 配信
長崎県の平戸市、宇久島(佐世保市)、西海市、新上五島町の4つの地域で3月20日、新たなご当地グルメが誕生した。
じゃらんリサーチセンター客員研究員で、全国各地でご当地グルメの開発を手掛けるヒロ中田さんがプロデューサーとなり、約1年7カ月かけて、それぞれの地元食材の使用にこだわり開発した。西九州新幹線(長崎―武雄温泉間)の開業を今年9月23日に控えるなか、長崎県の新たな魅力を創出し、さらなる誘客促進をはかる。
平戸市の「平戸ジビエ南蛮カレー」は、南蛮貿易の史実をモチーフにした香辛料とイノシシ肉を使い、市内4店舗がカレーしゃぶしゃぶや、チリビーンズカレー付きスペイン風カフェめしなど、それぞれオリジナルメニューを提供する。
宇久島の「宇久島鯛めし」は、宇久島の沖合で1本釣りされるレンコ鯛を使ったメニュー。2軒の飲食店ではどんぶり、4軒の旅館・民宿ではしゃぶしゃぶと、2種類の味が楽しめる。
西海市の「西海シマアジ旨造り膳」は、高級魚のシマアジを使った豪華メニュー。活シマアジと2日寝かせた熟成シマアジの刺身食べ比べをはじめ、ステーキやフライ、煮付けなど、さまざまな調理法で堪能できる。市内4軒が提供する。
新上五島町の「新上五島生マグロ刺身皿」は、水揚げ後、1度も凍らせていない本物の生の育成クロマグロ(本マグロ)を刺身で堪能するぜいたくメニュー。創作刺身やカルパッチョサラダなど、参加7施設がそれぞれ創意工夫したメニューを提供する。
3月18日に開かれた発表会で、各メニューを紹介したヒロ中田さんは「ご当地グルメは10年続いて一人前、20年続いて本物という格言がある。4地域が互いに協力し、切磋琢磨して、どの地域も脱落することなく長生きしてほしい」と期待を寄せた。