ホテル業界初 ホテルスプリングス幕張がロケ地ガイド発行 GWにはイベントも
2022年5月10日(火) 配信
ホテルスプリングス幕張(千葉県千葉市)は4月29日~5月6日まで、ロケ地ガイド発行記念イベントを展開した。
ホテル業界がロケ地ガイドを発行するのは、初めて。ロケ利用が一番多い 「宴会場エメラルド」をはじめ「メインバー ヴィオレ」や「ガーデンチャペル」などを無料で公開、期間中100人以上が訪れた同企画。ホテル公式SNS(交流サイト)のフォロー画面を提示した人には、ロケ地ガイドもプレゼントした。
同ホテルでは2020年11月から、ロケ誘致を開始しその年だけで60件のロケを受け入れ、約2000万円の収益を上げた。この経緯を金田幸二総支配人は「新型コロナウイルス感染症の流行拡大前からホテルの開業が続き、競争が激しかった。そこにさらにコロナウイルスが流行し、業界の競争が激化していた。こうした状況下で優位性を得るために取り組んだのがロケ誘致」と説明。「ロケを受け入れることで、ホテルにどのような波及効果が生まれるかを大事にしている」と狙いを語り、「ホテルの認知度を上げる、またはファンを増やす。そのための施策の1つが、今回のイベント。『ようこそ、スターが訪れ続けるロケ地ホテルへ』とロケ地マップの表紙にあるように、まずは地域の中で、取り組みを浸透させていければ」と思いを語る。
さらに、ロケの受け入れと宿泊業を「平等のビジネス」と考え「単体で展開」するのではなく、宿泊客やレストラン利用者らと同じもてなしをすることが重要とし、「先に予約が入った方を優先する。ロケの場合はリードタイムが短いが、その場合でも考え方は同じ。ロケが行われているときはさまざまな制約が発生するが、この場合も婚礼や宴会などでホテル利用者にご協力いただくのと同じ考え方で説明することで、理解し、協力してもらえる」との考えを示す。