シタテル、JR九州宿に館内着提供 コンセプト実現へ要望応える
2022年5月27日(金) 配信
シタテル(河野秀和社長、熊本県熊本市)はこのほど、九州旅客鉄道(JR九州、古宮洋二社長)が古民家再生プロジェクトの一環で開業した宿泊施設「茜さす 肥前浜宿」(佐賀県鹿島市)に館内着を提供した。
同宿は「洗練された別荘に、住まうように泊まる」のコンセプトを実現するため、宿泊客が快適に過ごせる「館内着」に重きを置いていた。そのなかで、シタテルはJR九州と着脱のしやすさや着心地、メンテナンス性について話し合いを重ね、要望に応えた。
具体的には、押し合わせて留めるスナップボタンを取り付けることで、うつ伏せでも邪魔にならず、着脱性を向上させた。さらに、柔らかな肌触りにしようと、綿と麻を使用した。
シタテルは館内着を製作する過程で、決まっていなかった宿のロゴマークのデザインや刺繍の配置などを提案。胸ポケットに、円の一部を刺繍であしらい、茜のイメージを表した。
シタテル広報チームの秋田奈緒氏は「お客様と何度もコミュニケーションをはかり、理想に限りなく近づけることできます」と話している。