あわら温泉「つるや」 加賀屋が事業承継
2022年5月30日(月)配信
石川県・和倉温泉の加賀屋(小田與之彦社長)は5月10日、福井県・あわら温泉の老舗旅館「つるや」の事業を同日付で承継したと発表した。加賀屋グループが石川県外で旅館を運営するのは、台湾を除き国内初。
つるやは1884(明治17)年創業。客室数は全20室。定員120人。JR芦原温泉駅から車で約10分の距離にある。客室棟は料亭風の木造2階建て。客室は1室ずつ造りが異なっており、訪れるたびに新鮮な気分が味わえる。
後継者が不在だったこともあり、数年前から加賀屋に事業承継を打診していた。同日付で加賀屋の小田社長が、つるやの社長に就任。つるやの平山泰弘社長は会長職に就いた。つるやの従業員の雇用は継続。名称変更などは行わず、従来通り営業を続ける。