JR西日本「銀河」 山陰ルート運行開始 停車駅でおもてなし
2022年6年3日(金) 配信
西日本旅客鉄道(JR西日本)の夜行特急列車「WEST EXPRESS 銀河」の関西と山陰を結ぶ山陰ルートの今年度運行が5月6日から始まった。
京都駅(京都府京都市)―出雲市駅(島根県出雲市)間を9月21日まで、週2往復する。山陰ルートでの運行は2020年9―11月と21年3―6月に続く3回目。
鳥取と島根の山陰エリア停車駅では歓迎のおもてなしを展開している。
安来駅(島根県安来市)では、停車時間に余裕のある出雲市行きの下り便到着に合わせた火曜日の朝に、安来節保存会による伝統芸能「安来節とどじょうすくい踊り」を披露する。どじょうすくい踊りの恰好をした有志による出迎え隊も出動するなど、地元の熱のこもった歓迎ぶりは従来から人気だ。今回から安来銘菓「清水羊羹」と「安来節屋せんべい」の販売を行う。
松江駅では甲冑姿の「まつえ若武者隊」が出迎え、下り列車の到着では、乗客に出雲そば発祥の地の「そば湯」を振る舞う。
米子駅では土曜休日の下り便に合わせ、米子城VRゴーグル体験や淀江傘の展示を行う(運転日によっておもてなし内容が異なる)。
同駅では土曜日の朝、到着する銀河と3月19日からリバイバル運転を始めた「国鉄色」の特急やくもが並んで停車する瞬間があり、鉄道ファンの注目を集めている。