ランドーナージャパンほか関連1社破産 負債は計48億円(東京商工リサーチ)
2022年6月3日(金) 配信
ランドーナージャパン(長谷川雅機社長、愛知県名古屋市、資本金1億円)と、関連のランドーナージャパン京都マネジメント(荒川麻里社長、京都府京都市、資本金8000万円)は5月31日(火)に事業を停止し、破産手続きを岩田香織弁護士(辻巻総合法律事務所、愛知県名古屋市)に一任した。
負債は、ランドーナージャパンが約26億円、ランドーナージャパン京都マネジメントが約22億円で、2社合計約48億円。
同社は、ベストウエスタンホテルの日本支部開発運営会社としてライセンスを取得し、岐阜県高山市と長崎県長崎市、青森県弘前市の3カ所でホテルを運営していた。2010年9月期には売上高約28億円を計上していた。
高山マネジメント(岐阜県高山市)とランドーナージャパン長崎マネジメント(長崎県長崎市)などにホテル運営を任せ、家賃収入や経営指導料などを得ていた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊客が大きく減少し、高山マネジメントとランドーナージャパン長崎マネジメントが経営難となり、同社の資金繰りもひっ迫した。21年9月期は売上高が6億5401万円に落ち込んだうえ、4億8575万円の赤字を計上し、先行きの見通しが立たなくなった。
ランドーナージャパン京都マネジメントは、京都市でザ・ホテル京都パレスを運営していた。集客が低迷したためホテル運営からの撤退をはかったが、多額の違約金の発生もあり、今回の措置となった。