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山喜旅館(静岡県伊東市)が破産 負債は約3億3500万円(帝国データバンク調べ)

2022年6月20日
編集部:増田 剛

2022年6月20日(月) 配信

 山喜旅館(山田幹久社長、静岡県伊東市)は5月31日(火)、静岡地裁沼津支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約3億3500万円。

 同社は1930(昭和5)年創業、49(昭和24)年12月に法人改組。温泉旅館「山喜旅館」を運営し、客室数12室を有する数寄屋造りの木造建築の建物で、観光客やビジネス客を取り込んでいた。

 しかし、建物の老朽化や道路拡張に伴う一部施設の閉鎖などの影響に加え、周辺旅館との競合もあって収益環境は悪化していた。

 こうしたなか、借入金の返済に行き詰まり、2013年には借り入れ債務が取引銀行から債権回収会社に移管。18年12月期の年間収入高は約3000万円を計上していたが、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。

 20年には料理提供を取りやめ、素泊まりの業態に転換したことで、20年12月期の年間収入高は約1800万円に落ち込んだ。「その後も業況は改善せず、後継者も不在であったため事業継続を断念」(帝国データバンク)し、今回の措置となった。

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