JAL アニメツーリズムの推進へ地方自治体との連携 第1弾商品の販売開始
2022年6月20日(月) 配信
日本航空(JAL)はこのほど、アニメツーリズムの推進を目的に地方自治体との連携をスタートした。
6月13日(月)には、アニメツーリズム商品の第1弾として、「JALPAK X 庵野秀明展 X まちじゅうEVANGELION」の販売を開始した。山口県央連携都市圏域(山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県・津和野町)協力のもと、大ヒット映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデル地の一つとなった宇部市を中心に、山口県内を巡ることができる。
また、ツアー限定のオリジナルグッズが付くほか、宇部市で開催される「まちじゅうEVANGELION第2弾」企画や、庵野秀明展を楽しめるなど、アニメファン垂涎の旅行商品となっている。
担当者は、「庵野秀明氏の故郷山口の地で庵野氏の世界観に触れ、同時にまちじゅうエヴァンゲリオン企画を楽しみながら、自分だけのエヴァンゲリオンの世界に浸ることができる千載一遇の機会を提供します」とPRする。
同社はアニメをきっかけにした人流創出を目的に、「アニメツーリズム協会」(富野由悠季理事長)の理事会社として、アニメツーリズムの推進に取り組んでいる。
これまでにも「艦隊これくしょん -艦これ-」(2019~20年・以降中断)などをテーマに商品を造成。描きおろしグッズのプレゼントやツアーと同時開催のデジタルスタンプラリーが楽しめる「ラブライブ!サンシャイン!!」(20年10月~22年3月)をテーマにした商品は、「コロナ禍でなかなか函館に足を運べない」というファンの声を受け、当初より実施期間を延長するほど好評だったという。
また、6月下旬からは、東京、お台場・有明が舞台のアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」とのコラボツアーも実施を予定する。
今後地域との連携しアニメツーリズムを推進することで、「観光資源活用の最大化」や「イベント利用などによる商品の魅力向上」がはかれ、商品満足度が上がるとともに、地域活性化に寄与できるとの考えを示す。
担当者は「地域との連携をより強化することで、ユニークでオンリーワンな旅を創出し、アニメファンの皆さまと作品舞台となった地域との橋渡しをしつつ、JALならではのアニメツーリズムを推進していく」と力を込める。