埼玉県旅行業協会、コロナでも安全確保 約90人が集い、総会開く
2022年6月24日(金) 配信
埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、242会員)は6月23日(木)、清水園(さいたま市)で2022年度通常総会を開いた。今年度は利用客が旅ナカで新型コロナウイルスに感染した際などに、見舞金が支払われる全旅協旅行災害補償制度の利用促進をはかり、さらなる安全・安心の確保に努める。会員など約90人が集った。
浅子会長は、県民割の全国版など需要喚起策に大きな期待を寄せながら、情報共有の必要性を語った。20年に実施されたGo Toトラベルキャンペーンで参画登録を行っていない旅行会社が県民割を旅行商品に適用する際、事務局への申請が必要であることから、「早めに準備してほしい」と求めた。
また、コロナ禍による経営の厳しさを労いつつ、「役員一同努力する」と決意を示した。感染防止の観点から集まることが難しいため、「忌憚のない意見を言ってほしい」と呼び掛けた。
来賓として出席した全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は、ANTAの二階俊博会長に会う予定を報告し、「要望があれば話してほしい」と語った。
㈱全旅の中間幹夫社長は今年5月に、広報誌「ZENRYO」を創刊したことをアピール。「会員のためになる情報として、収入に対する不安の払拭につながる記事も掲載している」と閲覧を促した。
総会後には、懇親会が開催され、盛会裏に終わった。