「たけふ菊人形」PR、越前市で北陸の秋の風物詩
福井県越前市で開かれる、北陸の秋の風物詩「たけふ菊人形」(10月3―11月9日開催)のPRで9月18日、実行委員会とOSK日本歌劇団の一行が関西支社を訪れた。
同イベントは今年で63回目を迎え、会場は武生中央公園。菊花愛好家が育てた大菊や小菊、盆栽菊など1万鉢以上が展示され、毎年期間中に約10万人が訪れる。今年の菊人形展示のテーマは、放映中の大河ドラマでおなじみの「戦国の天才軍師 黒田官兵衛」。官兵衛の人生に大きな影響を与えた、有岡城幽閉の土牢など8つのシーンを再現する。世界最大となる高さ3㍍の官兵衛の〝メガ菊人形〟も必見だ。
また、毎年好評のOSK歌劇団の今年の公演演目は、スペインを舞台にした王妃と国民的スターの愛の物語「愛の翼~Aras Del Amore~」。歌やダンスなどのショーも含め、約1時間の公演で観劇料は800円。
国民的スターのエミリオ・ソレールを演じる同歌劇団の真麻里都さんは、「このイベントでは初のトップなので不安と楽しみが半々。1人の女性への愛に目覚め、スペインの内乱に挑むという役どころの心の動きを感じてもらえれば」。王妃を演じる折原有佐さんは、「王妃らしさを出すための立ち居振る舞いに苦労しました。王妃の苦悩が伝わるよう演じたい」と話した。越前市観光協会の飯田政利さんは「開催期間中に、菊師による菊の着せ替えもあり、そちらも見ものです。人気イベントですのでぜひお越しください」とPRした。