羽田空港内制限エリアを2階建てバスで巡る はとバスがツアーを開始
2022年6月28日(火)配信
はとバス(塩見清仁社長、東京都大田区)は6月25日(土)から、2 階建てバスで羽田空港内を走行するツアーを始めた。
空港内制限区域を約70分間走行、うち約10分間は滑走路付近に停車、その際、2 階建てオープントップバスで運行の場合は、屋根(幌)を開放する。
空港内専用のナンバープレートの取得、セキュリティチェック体制の構築、はとバス運転士の制限区域内車両運転許可取得や習熟運転など、関係各所との折衝を含め、約半年をかけて実現した。
第2ターミナルから制限区域内に入り、第1、第3ターミナルと進む今回のコース。車窓からは格納庫や洗機場など普段なかなか見ることができない施設、離陸準備が行われるようすなどを、バスガイドの解説とともに楽しめる。
また、停車中、屋根が解放された際には飛行機が離陸する瞬間を間近で体感できるとともに、エンジン音も全身で感じられる。
さらに、空港見学後には羽田エクセルホテル東急で食事も楽しめる。
メニューは洋食のコース料理4品で、スープとデザートにはそれぞれ飛行機モチーフのクルトンとサブレを添えて最後まで空港を満喫できる内容になっている。
同ツアーは、6月25~27日、7月2~3日の4日程で、すでに237人の予約があり(6月24日現在)、運行初日が完売するなど、ほかのコースに比べても予約が入るスピードが早いという。
ツアー料金は大人、子供ともに1万3000円。運行は土、日、祝日限定で、1日3便、定員は30人。ツアーは京橋エドグラン発着で、羽田空港でバスを乗り換える。空港内を走るバスは、天候や気温などによってオープントップバスか、屋根付き2階建てバスを決定する。