市民のよりどころに 飛騨野菜の専門店「飛騨産直市 そやな」が開業
2022年7月5日(火) 配信
岐阜県飛騨市、道の駅アルプス飛騨古川構内に7月2日(土)、「飛騨産直市 そやな」が開業した。
地元で収穫された朝採れ野菜に加え、飛騨に古くから根付いている伝承野菜などが並ぶ、飛騨野菜の専門店。
店舗マネージャーの牧ケ野芳男氏(トマト店長)は、「市外のお客様も大事ですが、市内に住んでいる皆様のよりどころになればと思っているので、飛騨の皆さんへワクワク感を提示したい」と意気込みを語る。
朝開町直売所の老朽化に伴って建て替えられた「飛騨産直市 そやな」。野菜棚や壁面陳列棚などの什器や内装には、飛騨市の豊富な広葉樹を使用。店内では野菜のほかにも、飛騨の特産品やトマト店長が全国各地からセレクトした「トマト店長推しの逸ピーン」商品が並ぶ。
また、併設されている「えごま工房」では、飛騨の人にとってなじみ深い「えごま」のたれを塗った五平餅やアイスなどのテイクアウトメニューを楽しめる。
7月1日に行われた竣工式で都竹淳也市長は、「広葉樹の豊かな森が飛騨市の特徴。そこで生まれるミネラル豊富な水で育てられた優れた農産物をここで紹介し、そして皆様に楽しんでいただきたい」との期待感を示した。
また同施設を農作物が少ない冬も含め、通年で営業ができるように、他の地域の産物をここで販売する試みをあえて行う考ええを示し、「(多くの人に)愛されるカタチで運営されることを願っている」と力を込めた。