No.385 観光系学部卒業生インタビュー - 入社後役立った経験とは
観光系学部卒業生インタビュー
入社後役立った経験とは
大学に初めて観光学部が設置されて約15年経つ。大学で観光を学んだ学生は観光業界でどのような活躍をしているのか。卒業生を取材し、観光学部に入った経緯や就職してから見えてきた「理想と現実」のギャップなどを聞いた。今回取材した星野リゾートの谷澤めぐみさん(2010年立命館大学経営学部卒業)と、JTBコーポレートセールスの桐山智光さん(2013年立教大学観光学部卒業)は、希望した職種に就くことができた。観光を学ぶ学生にも参考になるところは大きい。
【丁田 徹也】
◇
基礎知識の多さ実感
2013年4月にJTBコーポレートセールスに入社し、法人営業柏支店に配属された桐山智光さんは、企業など法人の旅行を担当する新人営業マンだ。入社した昨年には40人規模の旅行を取り扱い、現在は100人を超えるツアーも予定に入っているなど忙しい職場だ。「入社して初めて私の提案と先方の需要が一致したときは、うれしかったですね。役に立ったかな、と実感できた瞬間です」と仕事の魅力を語る。
立教大学の観光学部で観光について幅広く学んだ。「大学に入ってからしばらくの間は、旅行業や旅行会社の勉強をして、いろいろな旅行業界の人の講演が聞けるのが観光学部なのだと思っていました」と入学時の印象を語る。実際の講義は旅行に限定したものではなく、観光に関わる事象全般だった。…
◇
旅館再生事業に興味
星野リゾート「界 箱根」サービスチームの谷澤めぐみさんは、2010年に立命館大学の経営学部を卒業し、星野リゾートに入社。長野県・松本の「界 松本」のサービスチームと人事部の採用担当を経て、「界 箱根」のサービスチームに異動した。サービスチームは、フロント・調理補助・清掃・料飲サービスをマルチに担当し、サービスチーム全体で施設の業務に対応する。仕事ごとに担当が決まっていることの多い旅館・ホテル業では珍しい体制で、1日で4つの仕事すべてを担うこともあるという。…
※ 詳細は本紙1563号または10月27日以降日経テレコン21でお読みいただけます。