貸切バス事業者「福岡早良観光」(福岡市)が破産 負債は約2億円に(帝国データバンク)
2022年7月6日(水) 配信
貸切バス事業者の「福岡早良観光」(柴田智社長、福岡県福岡市)は6月15日(水)、福岡地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約2億82万円。
同社は、地場貸切バス事業者の福岡営業所の営業基盤を継承するかたちで、2004年(平成16)年6月創業、翌05年6月に法人改組した。地場ホテル経営業者や小中学校などを主体に、冠婚葬祭や合宿などの送迎業務を手掛けるほか、旅行会社からの受注で、観光バスの運行も行い、19年5月期には年間収入高約1億6500万円を計上していた。
しかし、20年以降は、新型コロナウイルスの影響で受注が激減し、翌21年5月期の年間収入高は約2800万円に落ち込んだ。赤字決算を余儀なくされ、「債務超過額が拡大するなど、厳しい資金繰りを強いられていた」(帝国データバンク)という。経費削減やコロナ融資などを活用してしのいでいたものの、今年5月には前代表が死去。長期化するコロナ禍で業況改善が見込めないなか、事業継続を断念し、5月31日までに事業を停止していた。
まだまだこれからも倒産するバス会社は増えるでしょう。夏休みの合宿の輸送が駄目ですね。高校・大学の合宿がコロナで中止ですね。今年で3年連続です。飲酒業は補助金・助成金がでてもバス会社には、車検の優遇措置も無いし、新料金で首を絞めているし、先行き不安ですね。