黒川温泉旅館組合 入湯手形を一新 飲食店などで利用可に
2022年7月10日(日) 配信
熊本県・南小国町の黒川温泉旅館協同組合(音成貴道代表理事)は6月26日、同温泉で親しまれている露天風呂巡りの入湯手形の機能とデザインをリニューアルした。
同温泉は連なる宿や里山の風景すべてを「1つの旅館」と捉え、地域全体でお客を迎えるという理念のもと、1986年から露天風呂を巡る入湯手形の仕組みを導入している。
これまで入湯手形1枚に付き、3カ所の露天風呂入浴に限定していたが、このうち1カ所は飲食や土産物店でも利用できるようにした。ドリンクやソフトクリーム、生ビール、タオルなど20以上の商品と交換できる。従来通り3カ所入浴も可能だ。
手形の表面も「巡」と「くろ川」の文字を表現したデザインに刷新した。
入湯手形は1枚1300円(税込)。各旅館や同組合「風の舎」で販売する。有効期限は購入日から6カ月間。なお、売上の1%は温泉街の景観づくりや自然環境の保全活動に使用する。
3歳―小学6年生が対象の「こども入湯手形」(700円)は引き続き販売する。露天風呂3カ所入浴のみに使用でき、飲食や土産物店での利用はできない。