ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム 高山植物咲く「花の浮き島」( 北海道・礼文島)
2022年7月14日(木) 配信
礼文島は北海道稚内市から西へ約60㌔、日本海に位置する最北の離島です。
太古の昔に大陸から切り離されたこの島には、奇跡的な自然が今なお残されていて、春から夏にかけて約300種の高山植物が咲き誇る風光明媚な場所として知られています。
地名の由来はアイヌ語の「レブン・シリ=沖の・島」という意味からきていて、「花の浮島」とも呼ばれています。
本州では2000㍍級の高山でしか見ることのできない高山植物が、海抜0㍍の地点から見ることができるのが礼文島の魅力で、島の固有種のレブンアツモリソウやレブンキンバソウなど、希少な高山植物を季節ごとに楽しめます。
島の魅力を最も感じることができるのが、「トレッキング」。島内にはそれぞれ異なった魅力をもつ7つのコースがあります。
なかでも一番人気なのが、香深港から桃岩展望台、元地灯台を経て知床へと続く「桃岩展望台コース」。断崖と青い海が続く西側の海岸や海に浮かぶ利尻山を眺めながらハイキングが楽しめます。
また、礼文島の西海岸を北から南へ縦断する「8時間コース」は、変化に富んでいて本格的な装備が必要ですが、トレイルランニングを楽しむ方に人気があります。
トレッキングを楽しんだ後は是非、源泉掛け流しの温泉が楽しめる「礼文島温泉うすゆきの湯」でゆっくりと疲れを癒してください。
【礼文町役場 産業課観光係 礼文町地域おこし協力隊 菊池亜由美】