どこの都道府県?
ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2014」によると、群馬県富岡市のランキングが世界遺産の影響で、急上昇した。一方で、県全体には目立った影響はない。前年の群馬県の情報接触度36・5点(富岡市は9・9点)に対し、今年は35・1点(同40・0点)と微減。多数のメディアで富岡が取り上げられているはずだが、「群馬県の」という枕は聞き逃されているのか、あえて強調されないのか。
他方、この仕事をしていると全国の方々と名刺交換をする機会が多いが、都道府県名が記載されていないことが少なくない。大都市は都道府県と同様の権限や経済力を持ち、不仲説が流れることもあるが、それは特殊な例だろう。旅行者には都道府県の境は関係ないのは確かで、広域連携が提唱されているが、まずどこの都道府県の市町村かをアピールすべきだと感じるのは私だけだろうか。
【飯塚 小牧】