福岡県旅行業協会 SNSセミナー開く 創客へグループ討論も
2022年7月25日(月) 配信
福岡県旅行業協会(眞武祐一会長)は7月5日に、福岡市内で「誰もがスマホをもつ時代に、あなたの会社は対応していますか」をテーマに、「創客を実現するSNS戦略セミナー」を開いた。
会員や賛助会員38社57人が参加し、第1部の講演を受講。第2部のグループディスカッションで、参加者が熱心に意見を交わした。
講演では、観光ビジネスコンサルタンツ(大阪府大阪市)の社長で、おもてなし経営研究所代表の西川丈次氏が、ビジネスの目的である「創客」のためのホームページやSNS活用術を伝授した。
西川氏は前段に、OTA(オンライン旅行会社)の躍進で「中小旅行業者や旅館ホテルなどの営業が、厳しい状況だ」と指摘。さらに、「旅行会社の売上や利益は結果で、目的ではない。目的は創客で、リピーターを創り続けること」と強調した。
そのうえで、「旅は人と人が接する。お客様に想いを語り掛けることができるHPは必要」と話し、「HPでマーケットは全国に拡大し、伝えたい情報を膨大に掲載できる」とメリットを訴えた。
事例紹介として、東京の個人専門旅行会社が、HPで京都の顧客を掴み、欧州の旅を販売したことや、タクシーを使ったきめ細かい旅を20代カップルに楽しんでもらったこと、Webで消防団の旅行を扱う会社などを紹介した。
西川氏は「会社の顧客データを『個客』にして、旅マエとアトにSNSを活用しお客様に連絡し、 旅の気持ちを盛り上げ、リピーターにつなげてほしい」と話した。