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WHILL、自動運転車イスとエレベーター連携 成田空港で実証実験行う

2022年7月27日
編集部:木下 裕斗

2022年7月27日(水) 配信

WHILLの使用イメージ
 WHILL(杉江理社長、東京都品川区)は2022年7月28日(木)〜8月10日(水)までの午後2〜6時に、成田国際空港(NAA、田村明比古社長)と成田空港の第2旅客ターミナルで、利用者が乗った自動運転可能な車イス「WHILL」をエレベーターと連携させ階を昇り降りし、搭乗ゲート付近まで移動する実証実験を行う。
 
 車イス「WHILL」はこれまで、同一階のみ走行できた。今回は階層の移動を可能にすることで、目的地の幅を広げ、高齢者や長距離の歩行に不安を感じる人などすべての搭乗客に、より快適で便利に空港を利用してもらう。
 
 実験は、出国審査を終えた渡航客を対象に行う。利用者は手元のタッチパネルで目的の搭乗ゲートを選択し、移動することができる。車イスがエレベーターを呼ぶほか、扉を開閉する。また、タッチパネルでは、日本語をはじめ、英語と中国語(簡体字・繁体字)、ベトナム語を表示。言語の数は今後、ニーズに応じて増やしていく。
 

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