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安来市観光協会 ナビゲーター養成 10月からのツアー向け

2022年7月30日
関西支社:土橋 孝秀

2022年7月30日(土) 配信 

フィールド実習で安来の魅力を再確認

 島根県の安来市観光協会は7月23、24日の2日間、10月から本格的に始めるサイクリングツアーに向け、ナビゲーター養成講座を開いた。同ツアーの案内役を目指す地元サイクルショップのスタッフなど13人が参加した。

 講師はサイクリングイベントの企画運営などを行う「BREZZA」(神奈川県横浜市)の筬島洋敏代表と、ホスピタリティアドバイザーの加藤香穂里さんの2人が務めた。

 講座では、初日にサイクリングツーリズムの現況分析や地域活性のための自転車活用事例と、ガイドに必要な安全知識などを座学でレクチャーし、参加者は真剣な表情でメモを取っていた。

座学ではメンテナンス方法なども学んだ

 2日目は、実際に安来市内を講師とともに走行するフィールド実習へ繰り出した。市内の観光スポットを巡ったほか、JR安来駅からほど近い十神山を臨む公園では、語り継がれる出雲神話のエピソードの説明も受けた。講師はツアー実施時のお客への気配り方法やSNS(交流サイト)に投稿してもらうための仕掛けなども伝授していた。

 同協会は、個人や小グループが地域をアクティブに巡る旅のスタイルを構築しようと、JR安来駅を拠点にしたサイクリング事業の拡大に力を入れている。昨年実施した4本のモニターツアーで手応えを掴み、10月以降の土、日曜日に隔週ペースでガイド付きのツアーを始める予定だ。

 コースは月山富田城跡・能義平野方面、能義・伯太・雲樹寺方面など、約20―40㌔を5時間程度かけて、ゆっくりと周遊する計画だ。日本遺産に認定されている「たたら製鉄」関連の要素も盛り込み、より深く安来の魅力を体感できるものにする。料金はレンタサイクル、昼食、ガイド料などを含め1人4千円前後を想定する。

 ナビゲーターが独自に考案するコースの実施も視野に入れる。今回の講座には、安来駅で観光列車の乗客を出迎える「どじょうすくい出迎え隊」の上田信也隊長(夢ランドしらさぎ総支配人)が参加しており、どうじょうすくいの衣装でのサイクリングツアー実施も1つのアイデアだ。

 同協会の門脇修二事務局長は「サイクリングだからこそ感じられる空気感や風景がある。走るだけでなく、立ち寄りを増やすことで地元の人と参加者の交流の場面をつくり、新しい安来観光の魅力をつくっていきたい」と意気込む。

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