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「めぐる」「たべる」「つかる」3つの視点で地域の宝探し  静岡県静岡市・梅ケ島温泉郷で初のイベント

2022年8月11日
営業部:後藤 文昭

2022年8月11日(木)配信

赤水の滝

 静岡県静岡市・梅ケ島温泉郷で7月2日(土)、初のONSEN・ガストロノミーイベントが開かれた。

梅ケ島温泉郷の魅力を五感で堪能

 梅ケ島キャンプ場をスタートし、梅ケ島新田温泉 黄金の湯に至る約7㌔のコース。道中落差50㍍の赤水の滝や高さ30㍍の空中散歩が楽しめる吊り橋、茶畑が広がる静岡ならではの景観などを堪能できる。各ガストロノミーポイントでは、わさびやジビエ、シイタケなど山深い温泉地ならではの地域食材を最大限に生かした料理を、お茶や地酒などとともに楽しんだ。

 ガストロノミーポイントは5カ所あり、うち4カ所で静岡名産の冷茶を提供、同所に用意された焼酎で作る静岡割り(お茶割り)が参加者の人気を集めていた。

 スタート後吊り橋を渡り、山道を進んだ先、1つ目のガストロノミーポイントでは、地元産のわさびをふんだんに使った「秘湯のわさびパスタ」と、天空トマトのピザで参加者を歓迎。参加者からは「パスタは思ったほど辛くなくて、さっぱりしていて食べやすい」、「トマトがとても甘い」などの感想が聞かれた。

食でおもてなし

 食事後さらに坂を上り、赤水の滝を堪能した後は、2つ目のガストロノミーポイントで休憩。ここでは、シイタケの唐揚げと地元野菜を使ったキムチ、白キムチ、梅キムチの食べ比べを楽しむ。なかでも梅キムチは珍しい逸品で、作り方を聞く参加者も。

杉山農園のわさびを使用した一皿

 その後川のせせらぎを聞きながら、さらに上り続けると、2つ目の吊り橋があり高さ約30㍍の空中散歩が楽しめた。

 吊り橋を渡り茶畑を眺めながら進んだ先には、3つ目のガストロノミーポイントがあり、杉山農園が育てたわさびをふんだんに使用した料理の数々と地酒に舌鼓。わさび漬けは黒はんぺんに、わさびみそは手作りの刺身こんにゃくに、またクラッカーにはわさびクリームチーズと、さまざまなわさびの楽しみ方を紹介。「味噌やクリームチーズとわさびの組み合わせは初めて」と参加者は意外な組み合わせを満喫した。

 ここからはお茶畑が広がる中をのんびりと歩き続け、4つ目のガストロノミーポイント、日影沢親水園 魚魚の里へ。ここではヤマメの唐揚げ、梅、シイタケのコロッケを楽しんだ。

 魚魚の里での休憩後、30分ほどでゴールとなる梅ケ島新田温泉 黄金の湯に到着。ゴール地点は最後のガストロノミーポイントにもなっていて、シイタケの串焼き、鹿肉の串焼き、冷やし味噌田楽、地芋の味噌汁、おにぎりなどを提供。

 参加者は、「今回初めて地元の近くではない場所で開催されたイベントに参加しましたが、珍しい食べ物がたくさんあって面白かったです。景色も独特で楽しかった」、「普段発見できないものがたくさんあった」など、食事を楽しみながら感想を語った。

□清水主任主事に聞く 今回のイベント

 イベントを開催した梅ケ島温泉郷は、静岡市の「オクシズ」と呼ばれるエリアです。このエリアは豊かな自然と、迎えてくれる人の温かさが自慢の場所です。梅ケ島温泉郷は、紅葉の時期がベストシーズンですが、それ以外の時期も楽しんでいただこうと今回のイベントを企画しました。

 市や地域が取り組むプロモーションにより、オクシズの認知度は高まっています。しかし、公共交通が充実していないなど、アクセス面での課題があり、知っていても来たことがないという方も多いかもしれません。

 今回は、初めて梅ケ島を訪れたという参加者が多く、イベントを通じてこの地域を知ってもらうことができました。また、「食」、「温泉」、「自然」などの魅力も満喫していただけたと思います。今後はこの方たちにリピーターとなってもらえるよう、さらなる魅力発信に努めたいです。

【静岡市観光・MICE推進課 主任主事 清水元気】

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