最新の研究知見を加味し実像に迫る 10月1日から京都で「新選組展2022―史料から辿る足跡」開催
2022年8月12日(金) 配信
京都文化博物館(京都府京都市)で10月1日(土)から11月27日(日)まで、展覧会「新選組展2022―史料から辿る足跡」が行われる。近藤勇や土方歳三、沖田総司ら新選組隊士の胸中が息づく、隊士直筆の書簡を一挙公開。11月23日までは、土方歳三の愛刀「銘 和泉守兼定」も展示される。
新選組は、1863(文久3)年2月4日に江戸で結成された浪士組を母体とした政治集団。尊王攘夷の実現を目指し、会津藩に所属して京都市中の治安維持を担う一方、局長・近藤勇は一橋・会津・桑名(一会桑)勢力の有力な周旋方として政治活動に奔走。戊辰戦争では、幕府側に属して最後まで戦い、東北、箱館(函館)へと転戦し懸命に激動の時代を生き抜いた。
現代にいたるまで、新選組は小説、アニメ、ドラマ、映画などで、常に身近な存在として描かれ親しまれてきた。一方、近年歴史学の分野では新選組やその周辺の調査・研究が進み新たな資料が発掘され、小説などで知られる新選組像とは異なった姿が明らかになってきている。
同展覧会では、これら最新の研究知見を加味しながら、京都という新選組と深く結びついたゆかりの地を舞台に新選組の実像に迫る。
入場料金は当日券が一般1500円、大・高生1000円、中小生500円(いずれも税込み)。前売・団体料金は一般1300円、大・高生800円、中小生300円(いずれも税込み)
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