松乃井グループ監修「食彩の駅 Mフォレスト」 水上温泉にグランドオープン
2022年8月23日(火)配信
群馬県・水上温泉「源泉湯の宿松乃井」などを運営する「シーガル・リゾートイノベーション」(戸澤千秋社長)は7月10日、松乃井並びの国道291号線沿いに「食彩の駅 Mフォレスト」をグランドオープンした。群馬県・新潟県を中心とした厳選された貴重な食材などを使用した薪窯レストランと農産物直売所を併設。7月8日には、マスコミや関係者などを集めて試食会も行った。
新店舗は「〝食〟で心躍る旅をしよう」をコンセプトに、レストランでは県内の生産者直結のうまみの詰まった野菜を薪窯で調理したメニューを提供する。試食会では、上州牛のローストビーフ丼や赤城地鶏のタイカレー、旬の野菜のミネストローネスープ、さらに松乃井グループ監修のオリジナルPB商品の焼ギョーザ、キャベツを食べるメンチカツ、上州牛コロッケなどを提供した。レストランで使用する野菜類は隣接の農産物直売所ですべて購入することが可能だ。
Mフォレストは4年前から構想に着手していたもので土地を買い取り、建物はJA利根沼田とみなかみ町が共有しているため、1階と2階部分を借り受けて店舗を開設した。国の事業再構築補助金などを活用し、今回のグランドオープンに至った。
シーガル・リゾートは、2007年に松乃井の運営権を取得し、再建に向け、大規模リニューアルを実施。同年7月から営業開始した。戸澤社長は「当時は団体客の需要があったが、現在は収益構造が激変している。今後生き残るためには、滞在型の観光にシフトしていく必要があると判断した。今回のMフォレスト開業もその一環」と話す。さらに、「松乃井グループとしては今回のMフォレストが最終的なお披露目ではなく、10年ほどかかって入手した廃業ホテルの建物を解体・改装して、来年5月にホテルを新規開業する計画である」と述べた。
同社はみなかみ町の利根川沿いに広大な土地を所有しており「群馬県やみなかみ町とも連携しながら、この土地を活用して地域活性化をはかっていきたい。今後10年間で町も様変わりする。これがスタートだと思っていただきたい。これからの松乃井を見続けてほしい」(戸澤社長)と語った。
Mフォレストの営業時間は、薪窯レストランが午前10時―午後5時、農産物直売所が午前9時―午後5時(夏季は延長営業あり)。どちらも年中無休。駐車場あり。