宮古市 「宮古うみねこ丸」 新たな遊覧船運航開始
2022年8月22日(月) 配信
岩手県宮古市に7月17日、新たな遊覧船「宮古うみねこ丸」が運航を開始した。昨年1月に「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」が運航を終了したが、県を代表する景勝地の遊覧船の復活を望む声が多く、市が新たな船を建造、岩手県北自動車が運航を行うことになった。
宮古うみねこ丸は全長18・8㍍、幅5・4㍍、総トン数約19㌧。2階建てで、横波に強い双胴船。デザインは浄土ヶ浜の色を意識したカラーを使い人々の想いが輪となり線となり、未来へ伸びていく姿をイメージした。乗客定員は80人。船内では三陸ジオパーク・ジオガイドがみどころをガイドする。また、ウミネコの餌付け体験(エサ代200円)もできる。
発着場は以前からの浄土ヶ浜と県が新たに整備したシートピアなあど近くの出崎ふ頭の2カ所。これにより浄土ヶ浜周遊(30分)のほか、両地点を結ぶ(10分)海上交通としての利用もできるようになった。
運航ダイヤは出崎発午前9時―浄土ヶ浜着9時10分―浄土ヶ浜発9時30分―出崎着10時。以降午後4時10分出崎出航まで毎時10分に出航する合計7便。ただし9月以降は火曜日運休のほか、11月―1月9日は6、7便が運休。さらに冬季間は整備運休がある。
料金は出崎―浄土ヶ浜が大人500円、子供250円。出崎―浄土ヶ浜―湾内周遊―出崎(途中、浄土ヶ浜での下船及び再乗船可)が同1500円、同750円。浄土ヶ浜―湾内周遊―出崎―浄土ヶ浜(途中、出崎での下船及び再乗船可)が同1500円、同750円。15人以上の団体は同1350円、同680円。