草津温泉 現地で観光プロモ 町内視察会を実施
2022年8月24日(水) 配信
群馬県・草津町は7月6日、草津温泉「㐂びの宿高松」で旅行会社やメディアを対象にした観光プロモーションを開いた。これまで東京都内で開催していたが、新型コロナの影響で中止となり、今年は3年ぶりの開催となった。約20社50人が参加した。
観光プロモーションは、常に進化し続ける「草津温泉」を目の当たりにしながら、プレゼンテーションと町内視察の2部構成で実施。
主催者を代表して草津温泉観光協会の山本剛史会長は「草津町はコロナ禍でも立ち止まらずに改革し続けてきた。今回は新しい草津温泉を実際に見てもらおうと、町内で開催しました。変わり続ける草津、近未来の草津を体感してください」とアピールした。
プレゼンでは、黒岩信忠町長が登壇。「時代の積層と共に歩む~入込客数400万人を目指して~」と題し、これまで実施してきた湯畑を中心としたまちづくりの概要などを説明した。
温泉街の玄関口に渋滞解消を狙った本町立体交差を建設工事中で、その入口に「温泉門」が来年10月ごろに完成する予定だ。温泉門のトンネル脇に温泉が流れる湯樋を整備し、湯畑のサテライトとして観光客が楽しめる足湯を新設する。その近くに乗用車100台、大型バス10台が収容できる無料駐車場も開放する計画だ。駐車場から湯畑まで革靴で歩いても約10分で到着できるという。
7月16日には天狗山山頂に新しいアクティビティとして日本一背が高いブランコ「スカイスウィング」が新規オープン。利用料金は1人1回大人600円、子供500円で約2分間楽しめる(天狗山山頂までのリフト代は別途必要)。ペアで乗る高さ10㍍と子供向けの高さ3㍍の絶景ブランコで、隣接するジップライン(バンジップテング)と合わせ、天狗山の新しい楽しみ方を提案する。
スキー場の再整備計画もあり、ゴンドラリフトの導入や山小屋のリニューアルなどを行い、年間を通して楽しめるようにしたい考えだ。
草津温泉の女将の集まり「湯の華会」の黒岩智絵子会長は、新名所「裏草津」を現場からの生中継を交えて紹介。新しくできた漫画堂やカフェ月の貌、高台広場、百年石別邸(石の絵付け体験)、伝統湯地蔵貸切風呂などをPRした。プレゼン終了後はマイクロバスで移動。建設中の温泉門や草津温泉スキー場、裏草津エリアなどを視察した。