観光への積極性
ブランド総合研究所が先日、「地域ブランド調査2014」を発表した。調査項目には、観光意欲度や訪問目的など観光に直結するものから、認知度や魅力度、情報接触コンテンツ、地域イメージなど観光と関わりの深い項目も多く、業界関係者の注目も高い。
本紙は今年も47都道府県観光アンケートを実施したので、この「地域ブランド力」と、観光への取り組みの積極性を表す指標の1つ「一般会計予算総額における観光関連予算比率」を見比べてみると、魅力度ランキングトップ10のなかで、予算比率上位に顔を出すのは沖縄県だけである。魅力度が高い自治体は「観光」にわざわざ予算をかける必要はなく、逆に、魅力度がまだ低いから積極的に取り組まなければいけないということか。数年後、観光に積極的に取り組む自治体が、魅力度ランキングにも顔を出してくることを期待したい。
【伊集院 悟】