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韓国・慶北文化観光公社など、旅行会社と意見交換 措置緩和で来訪増狙う

2022年9月29日
編集部:木下 裕斗

2022年9月29日(木) 配信

日本の旅行会社4社(右側)と意見交換を行った

 韓国の慶北文化観光公社と慶尚北道庁は9月21日(木)、東京都内で日本の旅行会社4社とランチ懇談会を開いた。韓国でビザなし渡航が再開され、日本でも帰国前のPCR検査が条件付きで免除されるなど、両国で水際措置が緩和されるなか、意見を交換し、来訪客の増加につなげたい考え。

 慶北文化観光公社は、慶州市や安東市など23市で構成される地域「慶尚北道」への誘客を行う組織。

 地域内では、仏国寺や良洞村など15カ所が世界遺産に登録されている。日本で放映された韓国ドラマの撮影地にもなっている。高速鉄道で釜山から約30分、ソウルからは2時間ほどの場所に位置する。コロナ禍前の2019年には成田空港から、慶尚北道と隣接する大邱空港を結ぶ直行便が運航されていた。

 慶北文化観光公社のパク・ヨンウ経営開発本部長は10月から日本でビザの取得が免除されることに触れ、「相互交流の本格的な再開を期待している。この場をきっかけに、今後日本の旅行会社との縁を深めたい」とあいさつした。

パク・ヨンウ経営開発本部長

 読売旅行の松江雅彦執行役員は韓国におけるビザの免除期間が10月末までとなっていることから、「取消料は出発日の30日前から掛かる。申込時から発生するため、ツアーを販売しづらい」と現状を説明した。一方、長期間の旅行を求める消費者が増えているとして、「今後王道のソウルと釜山に加えて、慶尚北道にも訪れる商品を検討したい」と話した。

 慶尚北道庁のシン・ブヒョン主務官は「日本語の看板を増やし、日本人が周遊しやすい環境を整える」と語った。

観光客は回復基調 団体個人楽しめる

 懇談会終了後には、パク本部長が本紙のインタビューに応じ、日本からの観光客の増加に対する期待について語った。

 ――訪韓する日本人客数の回復状況は。

 韓国では7月、日本を対象にワクチン接種証明書の提示などで隔離を免除しました。この結果、7月の訪韓日本人は前年同月比1238・1%増の1万1789人と増加しました。8月にはビザを免除しており、集計が発表されれば、より増えると見込んでいます。10月には日本から大邱へのチャーター便の運航も予定されています。

 ――慶尚北道の魅力を教えてください。

 慶尚北道は、さまざまな文化財などがあり、韓国の歴史や伝統を感じることができる場所です。また、ビーチリゾートとしてサーフィンなどを楽しめるほか、ビールを手作りする体験も用意しています。

 ――日本の旅行会社に向けてメッセージをお願いします。

 慶尚北道は団体と個人旅行のどちらでも楽しむことができます。ホテルなどの観光施設は、コロナ前とほぼ変わらない受入体制を整えました。旅行会社に対する情報提供などの支援も万全ですので、送客をご検討ください。

 ――ありがとうございました。

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