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〈出番です〉安来市地域おこし協力隊 田中 鷹広さん「Iターンで安来移住 農業・観光の情報発信」 

2022年10月10日
関西支社:土橋 孝秀

2022年10月10日(月) 配信

安来市地域おこし協力隊 田中 鷹広さん

 大阪府寝屋川市からIターンし、今年4月に着任した。現在39歳。妻と2人の子供がいる。安来を初めて訪れたのは7年前。妻の両親が元々、安来の出身という縁があったが、「地元の人がどこか取っ付きにくい感じがして、あまり良い印象を持たなかった」という。

 大阪で生活するなか、子供たちの教育や生活環境を考えたとき、移住という選択肢が浮かんだ。「移住するなら安来」という妻の断固たる意志に押され、1年ほど前に安来にやって来た。

 Iターン当初は農家を志し、イチゴ農家で働いたが連日のハードワークに加え、12―5月のピーク時はほぼ休みなし。そして何より、農業に多大な資金が必要なことを痛感した。

 現在は地域おこし協力隊員として、安来市内の農業と観光の情報発信をしている。

 田中さんは「安来の魅力はやはり自然。海、山、川が近い。さらに温泉もある。子供はこっちに来てからたまごアレルギーがなくなった。水と空気が違う」と話し、「初めて訪れたときの印象はひっくり返った。安来の人はみんな温かい」と笑顔。

 改修した古民家で暮らす。キッチンの窓から見える田園風景に心癒され、子供たちは元気よく走り回る。近くに借りた10㌃の畑では野菜を育てる。今年は玉ねぎを2千個植えた。

 自分の両親も安来に引っ越しさせた。サーファーだった父親が都会で衰えていくことに寂しさを覚え、両親を説得。日本海の波でもう一花咲かせてほしいと願う息子の想いに応え、父親はサーフボードを磨き来シーズンに備えているという。

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