心のバリアフリー、研修・紹介動画を公開 新たに40観光施設を認定(観光庁)
2022年10月14日(金) 配信
観光庁は10月14日(金)、「観光施設における心のバリアフリー認定制度」において、新たに40施設を認定し、計375施設となった。これに加え、宿泊施設や飲食店、観光案内所の各認定施設の取り組み事例を紹介する動画や、聴覚障害のある人に対する心のバリアフリー研修動画をユーチューブで公開した。
同制度は、ハード面の整備に加え、筆談対応などソフト面のバリアフリー対応や情報発信に積極的に取り組む姿勢のある観光施設を認定する。認定を受けた施設は観光庁の定める認定マークが交付される。
このほど追加認定した40施設のうち、宿泊施設は、銘石の宿かげつ(山梨県)、ゼログラヴィティ清水ヴィラ(鹿児島県)、料理旅館 平成(福井県)、大観荘せなみの湯(新潟県)、竜王ラドン温泉ホテル 湯―とぴあ(山梨県)──の5施設。
飲食店はパン・ダニエル(山梨県)の1施設。
観光案内所は、道央・東北・北陸・関越・上信・常磐・館山・東関東──などの自動車道に置かれたパーキングエリアやサービスエリア内のインフォメーションセンターから34施設となった。
心のバリアフリーへの理解を深めるため、飲食店向けに聴覚障害のある人へのこころのバリアフリーとして、新たに2本の研修動画や取り組みの紹介動画をユーチューブにアップした。
研修動画は、グルメリポーターの彦摩呂氏を起用し、外食での「聴覚障害」の疑似体験を通してバリアフリー対応について学ぶ内容。
取り組み紹介動画では、認定を受けた観光案内所・宿泊施設・飲食店それぞれの具体的なバリアフリー対応を紹介した。