日本専門新聞協会、より速く正確な報道へ 第75回専門新聞大会開く
2022年10月20日(木) 配信
日本専門新聞協会(入澤亨理事長)は10月19日(水)、帝国ホテル(東京都千代田区)で「第75回日本専門新聞大会フェスティバル」を開いた。社会でデジタル化が進むなか、より速さと正確な報道に徹することを確認した。
第1部の時局講演会では、東京大学先端科学技術センターフェローの御厨貴氏が「日本の政治と世界の動向」をテーマに登壇した。
御厨氏は、伊藤博文や山縣有朋など長い間1つの部門の仕事をし、功労のある元老でもある歴代首相を振り返りながら、現代では元老が生まれにくい環境について語った。
第2部の式典は大会運営委員長の石井貞徳副理事長の開会のあいさつでスタートした。
入澤理事長はメディア業界の現状について、「大きく変容する情報通信技術を目の当たりにしている。それはコロナ禍でさらに加速した」との認識を示した。今後は「経営環境の変化に対応したスピーディーで正確な情報発信に努めなくてはいけない」と語った。
第29回写真コンクールの表彰式では、956点の作品の中から22点が受賞した。併せて、専門紙の普及と使命をアピールする第75回新聞週間キャッチフレーズの入選作3点を発表した。このうち、優秀作には「揺れ動く 世界読み解く 専門紙 揺るがぬ指針 頼れる情報」が選ばれた。