岐阜県観光連盟が「武将観光」などPR 大阪で3年ぶりの商談会
2022年10月29日(土) 配信
岐阜県観光連盟(瀧修一会長)は9月15日、メルパルク大阪(大阪市淀川区)で関西圏の旅行会社を対象とした観光商談会を開いた。
関西圏での商談会は3年ぶり8回目となる。岐阜県内の自治体や観光協会、宿泊施設など51団体が参加し、集まった関西圏の旅行会社15社の担当者らに、それぞれ旬の話題や魅力をアピールした。
岐阜県は、織田信長や明智光秀、斉藤道三など数多くの戦国武将が活躍した地であり、県内には、ゆかりの地や伝統文化が各地に点在することから、これらを巡る旅を「武将観光」として提案した。岐阜県の新たな観光資源として全国に発信している。
来年には、徳川家康を主人公とした大河ドラマ「どうする家康」の放送が控えており、商談会では「岐阜関ケ原古戦場記念館」をはじめとする戦国観光をテーマとした商材もPRした。
また、昨年10月には、長良川流域(岐阜市・関市・美濃市、郡上市)が「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選出されるなど、近年はサステイナブルツーリズムの推進にも取り組んでおり、教育旅行向け素材も豊富にとりそろえている。
同連盟の服部敬常務理事は「今年のゴールデンウイーク以降は、少しずつではあるが県内に観光客が戻ってきている。全国旅行支援が始まれば、さらに多くの観光客が動き出すのではないか」と期待を寄せた。
そのうえで、「来年は大河ドラマ『どうする家康』が放送されることで、再び戦国時代に注目が集まるだろう。県内にある戦国武将ゆかりの地などを、あらためて発信していきたい」と抱負を語った。