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JATA×北海道×旅行会社8社が連携 道東・知床プロモ開始

2022年10月31日(月) 配信

JATAは10月27日(木)、旅行会社8社と連携で道東プロモーションを実施することを発表した

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は北海道、北海道観光振興機構、旅行会社8社と連携し、道東プロモーションを展開する。全国旅行支援「HOKKAIDO LOVE!割」を契機に、北海道道東への誘客拡大を目指し、「観光の力で世界自然遺産である知床を支援する」目的。道内で唯一、世界自然遺産に登録されている知床の観光客数が、他の地域と比べて伸び悩んでいたことを鑑み、今回の連携に至った。

 北海道・知床では、今年4月の観光船事故の発生以降、観光への影響が長引いており、他の地域と比べ観光客数が伸び悩んでいる問題があった。地元の観光関連事業者の経営状況や地域経済の悪化を受け、JATAは北海道やJATA会員の旅行会社8社と連携し、北海道割をフックにして、道東と知床送客に向けてプロモーションを行う。

 小谷野悦光副会長は、「知床観光船事故に遭われて亡くなられた多くの方や、未だ行方不明の方がいるなかで、送客への取り組みを実施することについては慎重な配慮を要する」との認識を示した。そのうえで、「このままでは知床観光の存続自体が危ぶまれる状況。知床・道東エリアの復活は、今後のインバウンドの受け入れと地域経済の拡大のためにも不可欠だと考え、JATAとしても協力に応じていきたい」と語った。

 参画する旅行会社は近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、日本旅行、JTB、東武トップツアーズ、エイチ・アイ・エス(HIS)、読売旅行、阪急交通社──の8社。

 各社がそれぞれ道東への旅行商品を設定し、ホームページや広告で宣伝を行う。

 例として、読売旅行は「憧れの『あかん鶴雅リゾート』と層雲峡・知床5つ星の宿に2泊する晩秋のひがし北海道優雅な休日4日間」を造成。日本旅行では、「知床の特産品付きプラン」や、「秋・冬の知床SDGsプラン」などを売り出す。

 JATAでは、「笑う旅には福来たる」キャンペーンとの連動として、新たにCP内に「北海道賞」を設け、1人当たり1万円以上の北海道に宿泊する商品を購入すると、次回北海道旅行に利用できる旅行券を2万円分の抽選景品(10人分)を用意した。実施期間は11月1日(火)~23年3月31日(金)まで。旅行券が利用できる期間は23年4月1日(土)~12月31日(日)。

 北海道経済部観光振興監の山﨑雅生氏は「本来、知床の繁忙期は6~9月だが、観光船事故の影響でこの夏の利益がほとんどなかった。冬季は知床にとっては閑散期だが、夏だけではなく冬も魅力的。日本の皆さんが知らない冬の知床の良さを知床の良さを伝えたい。また、北海道はアドベンチャートラベルに力を入れており、23年にはアドベンチャートラベルワールドサミットが開催されるので、道東・知床のATを楽しんでいただければ」と期待を語った。

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