来夏「令和 新十二景」発表へ ホテル椿山荘東京が「山縣有朋の庭園復活プロジェクト」発表
2022年11月9日(水)配信
11月11日(金)に開業70周年を迎えるホテル椿山荘東京(東京都文京区)はこのほどメディア招待会を開き、3カ年計画で進めてきた「庭園プロジェクト」の振り返りと、山縣有朋築庭145周年に向けて取り組む「令和 新十二景」の発表を行った。
「令和 新十二景」は、2022~23年にかけて進める「山縣有朋の庭園復活プロジェクト」の一つ。同時に同プログラムでは有朋の愛した「水景」の復活も目指す。山下信典総支配人は、「東京雲海で見せる庭をつくることはできた。次は、山縣有朋の愛した水景を復活させ、伝統と革新が融合した庭を作り上げる」と力を込めた。
日本最大級の霧の庭園演出「東京雲海」は、開業70周年に向け20年から3カ年計画で進めてきた「庭園プロジェクト」の企画のひとつ。11月11日から23年2月7日までは、昨年冬に展開したるカナダのイエローナイフのオーロラの再現に挑戦した「森のオーロラ」と、雲の中に輝く幻想的な星空をイメージした光の演出「祈り星」を進化させた「森のオーロラと祈り星~アニバーサリーフラッシュ~」を展開。
オーロラは、同都市の冬のオーロラの再現度をより高めるべく、春に多く見られるという赤みの色を減らし、エメラルドグリーンや青みを増したという。同演出が展開されている期間中は、閉園後の夜11時以降に庭園内で雲海演出などが楽しめるステイプランを1日6組限定で販売するなど、さまざまなプランやサービスを提供する。
また「東京雲海」は、日本最大級のデザインアワード「日本空間デザイン賞」の「エンターテインメント&クリエイティブ・アート空間」カテゴリにて「銀賞」を、約20年の歴史をもつホテルの国際的なアワード「プリ・ヴィレジアトゥール アワード」の「雰囲気が最高のベストホテル」部門で「グランプリ」をそれぞれ受賞した。これを記念し、11月11から、ホテルオリジナルアロマがついたステイプランの予約も開始する。
シティビュー料金でガーデンビューの部屋に宿泊できるプランで、客室から眺める「東京雲海」や、温泉が使用できるスパ施設利用、庭園を眺めながらの部屋での朝食など東京の真ん中で癒しのひとときを過ごすことができる。