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兵庫県とJR 来夏に兵庫DC 旅行会社などと販促会議

2022年11月10日
関西支社:土橋 孝秀

2022年11月10日(木) 配信 

あいさつする齋藤元彦知事

 兵庫県とJRグループは9月26日、兵庫県神戸市の神戸国際会議場で、来年7―9月に実施する大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、全国のJR関係者や旅行会社の担当者らを集めた「全国宣伝販売促進会議」を開いた。

 齋藤元彦知事は「コロナ禍からの観光回復の大きなチャンスだ。広い県土を持つ兵庫県は5つの地域からなり、多様的な魅力がある。今年7月からはプレCPが始まった。来年の本番、再来年のアフターCP、そして2025年の大阪・関西万博と続く。今年を飛躍の年としたい」と意気込みを述べた。

 JR西日本の長谷川一明社長は「兵庫DCは09年の開催以来14年ぶり。広い兵庫県の各地で観光交流が行われることを目指し、県南部と北部を結ぶ観光列車の運行や2次交通の充実などに取り組む。旅に出ることの価値を訴える重要なタイミングだ」と述べた。

 会議では、ひょうご観光本部の古田菜穂子ツーリズムプロデューサーが、DCのコンセプトに掲げた「兵庫テロワール旅」について説明した。「テロワール」はフランスで使われるワイン関連の言葉で、特定地域の個性などを意味する。「神戸・阪神」「播磨」「但馬」「丹波」「淡路」の県内5エリアの特色ある食や文化、ものづくり体験などをアピールする。

 来年、世界遺産登録30周年を迎える姫路城(姫路市)ではDC期間中、普段公開していない「乾小天守」「イの渡櫓」「ロの渡櫓」など6棟を同時公開する。

 JRはDCに合わせ、県内で「WEST EXPRESS 銀河」や「兵庫テロワール旅号」、「うみやまむすび」の3つの観光列車を運行する。

 山陽新幹線の新神戸駅やJR神戸線の三ノ宮駅を起点に、県内各地を周遊する「めぐるひょうご体験バス」も運行する。

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