有休取得の義務化を
ハッピーマンデーにより7月第3月曜日とされた「海の日」の再固定化議論が起こっている。久保成人観光庁長官は観光需要への影響に懸念を示し、業界からも不安視する声が聞こえる。確かに3連休が減れば旅行機運が減るのはまちがいないだろうが、間の平日に有給休暇を使い、「プチ長期休暇」に、ということもできなくはない。
日本人の低い有休取得率は、さまざまな掛け声はよく耳にするが、実態としてなかなか変わらない。いざ上司に有休申請すると、微妙な顔をされるという話もよく聞く。経営者や上司の意識が変わらないことには、現場はなかなか休みが取りづらいのが現状だ。いっそのこと有休取得を義務化するぐらい大きく出てみてはどうか。「観光に来て」と呼びかけ他人任せにするのではなく、観光業界自らが社員に有休取得を義務づけ、観光を盛り上げていってはどうだろうか。
【伊集院 悟】