JTBの特例子会社、障害者の人材紹介サービスを開始
2022年11月17日(木)配信
JTBグループ特例子会社のJTBデータサービス(JDS、大八木勢一社長)は11月15日(火)、障害者の職場への定着と活躍に向け、障害者に特化した人材紹介サービスを始めた。就労が困難とされる在留外国人障害者の人材紹介も行う。
JTBグループの特性を生かし、旅館・ホテルなどの観光業への雇用促進も視野に入れている。合わせて、在留外国人障害者を対象にした日本語教育の実施も、NPOなどの関係機関と連携して取り組む。既に、JDSで働く在留外国人や在留外国人障害者の社員が事業のサポート体制を整備。雇用に関するビザ取得の専門知識などは、外国人の人材紹介や翻訳を行っているゴーウェル社と連携していく。
人材紹介サービスは、求職者向けサイト「障害者求人-jds.com」と、採用企業向けサイト「障害者採用-jds.com」を開設した。障害者の求職者に就職・転職先を紹介するサービスと、採用を希望する企業に求職者を紹介する2つのサービスを提供する。両サイトは、求職者のニーズを理解しているJDSの障害のある社員と在留外国人社員が制作を担当した。
「障害者求人」サイトでは、①企業への実習体験②入社後のサポート③複数担当者制による就職先の紹介――のサービスを提供。一方の「障害者採用」サイトでは、①障害についての基礎知識講座の開催②入社後のサポート――を提供する。