自治体関係者、制作者ら220人が参加 今年度4度目のロケツ-リズム協議会で11人の首長も先頭に立ちまちをPR
2022年11月21日(月) 配信
ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は11月17日(木)、リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で今年度4度目の会合を開いた。
自治体関係者、制作者ら220人が参加。今年度2回目となる地域と制作者をつなぐ商談会には、愛知県・幸田町や神奈川県・湯河原町など18地域・団体が参加。米本弥一郎旭市長や古塩政由綾瀬市長ら11人の首長も先頭に立ち、ロケの受入態勢やまちの魅力を発信、制作者が探している画が撮れる候補ロケ地への回答など、新たなロケ受け入れに向けた話し合いが行われた。
湯河原町の冨田幸宏町長は、「ロケ弁を開発したことで、新しい切り口で町を売り込むことができたのがうれしかった。一方で、地域の方にロケツーリズムの目的や効果を認知していただくのはやはり時間がかかることなので、地域の盛り上がりをいかに生み出していくか、そういった課題にも改めて気が付かされた」と商談会を振り返った。
一方、制作者として参加した映画監督の柴山健次氏は「参加して改めて、我われも地域が持っている魅力を一回知ってから企画を立ち上げたほうがいいと感じた。制作者も地域も、自分たちが手ごたえを感じながら作品を制作するために、『土地の魅力を見せるために作品が存在する』という意識も必要だということを、皆さんと話していくなかで再認識しました」と語った。
また当日は前回に引き続き、ロケナビゲーターコース、ロケエディターコース、ロケツーリズム効果チームに分かれてのコース別ワーキングも行われた。ロケエディターコースでは、「ロケ地マップに使用するシーン写真の貸し出しの可否などを交渉する」場面を想定しての練習が行われるなど、各コースで実践を想定しながら参加者同士が経験を共有し合い、学びを深めた。