四国ツーリズム創造機構 四国4県観光PR 大阪市で説明会開く
2022年11月22日(火)配信
四国ツーリズム創造機構(代表理事=半井真司・四国旅客鉄道会長)は10月20日、大阪市内で関西圏の旅行会社や報道機関を招き、観光商談会を開いた。
来年の観光トピックスについて、徳島と香川、愛媛、高知の4県の担当者がプレゼンテーションした。高知県の観光特使を務める同県出身のタレント・島崎和歌子さんも登壇し、四国をアピールした。
徳島県は、「四国の右下」と称する県南部を紹介した。同エリアでは昨年12月、線路と道路の両方を走る乗り物「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の世界初本格営業運行が始まった。県ではDMVの乗車に加え、マリンスポーツや自然体験などのアクティビティも楽しむ周遊観光をPR。
香川県は来年6月15日の弘法大師空海御誕生1250年に合わせ、空海の生まれた地という総本山善通寺(善通寺市)で来年4月23日から6月15日まで、1250年記念「大法会」を行う。秘仏「瞬目大師御開帳」などを予定する。
高松市の屋島には昨年8月、屋島山上交流拠点施設「やしまーる」がオープン。瀬戸内海を一望する施設で、源平合戦をテーマとした幅40㍍・高さ5㍍の巨大アートを展示している。
愛媛県は道後温泉のアートイベント「オンセナート2022」やしまなみ海道でのサイクリングをアピールした。国のナショナルサイクルルートに指定されるしまなみ海道は、海峡を横断する70㌔のルートで、多島美の絶景が楽しめるとあり国内外から注目される。
高知県は、県出身で日本植物学の父と呼ばれる牧野富太郎氏をモデルとしたNHK連続テレビ小説「らんまん」の来春放送開始に合わせた取り組みを紹介した。来年3月25日から2024年3月31日まで、県立牧野植物園や牧野氏のふるさとである佐川町、越知町を中心に県全域で博覧会「牧野博士の新休日」を開催する。