未来の観光まちづくり学科の構築へ 國學院大學が第3回観光まちづくりフォーラムを開く
2022年11月21日(月) 配信
國學院大學(針本正行学長)は11月15日(火)、第3回観光まちづくりフォーラムを開いた。観光まちづくり学部観光まちづくり学科学部長の西村幸夫教授は学部開設の報告を行い、改めて同学部での学びを説明。「地域の夢にカタチを与えていく。そのための学部がようやくスタートした」と力を込めた。
針本学長は、魅力的な観光まちづくりを実践している愛媛県・内子町と大分県由布市と包括連携協定を結び、学生・教員との交流や共同研究を開始する予定であることを報告。「基調講演や対談、パネルディスカッションなどを通じていただくご提言は、これからのまちづくり、地域づくりの道標となるとともに、未来の観光まちづくり学科の構築にもつながり、國學院大學の学び舎に知の財産として息づく」とあいさつした。
来年度からか同学部の教授を務める予定の吉見俊哉東京大学大学院教授は、「まちするたび」と「たびするまち」と題し、基調講演を行った。各地の新しい観光まちづくりの事例を紹介し、「かつては新しい動きの多くは東京から起こったが、今は地方から様々なカタチで起こっている。この動きを強い力に変える媒介としいてこの学部が果たす役割は大きい」と持論を展開した。また同氏は西村幸夫学部長と東京の観光まちづくりなどについても対談を通じ、意見交換をはかった。