オリオンツアー、バス会社に安全協議会実施 法令以上の同社基準確認
2022年11月22日(火) 配信
HISグループの旅行会社オリオンツアー(浅見和晶社長、東京都中央区)は11月15日(火)、東京都内で契約バス事業者61社70人を集め、「オリオンツアーバス安全運行協議会」を開いた。コロナ禍で3年ぶりの開催となった。同社が法令以上に厳しく定めた「ツアーバス 安全&品質管理基準」を確認し、安全運行と法令遵守、サービス向上への認識を深めた。
オリオンツアーは1976年に創業して以来、スキーバスを専門とした旅行サービスを提供してきた。また、ダイビングやゴルフなどのスポーツプランのほか、自然や文化、歴史などを巡るツアーも催行する。同協議会は2006年から、ツアーバス事業における安全運行のさらなる強化や、有事の際に迅速な対応ができる組織体制の構築を目的に実施している。
当日は「ツアーバス 安全&品質管理基準」に明記した夜間での運行には、距離や時間などに関わらず運転手2人を乗務させることや、サービスエリアでの休憩時にタイヤなどの車両を点検すること、出発時の人数確認を2回実施することなどを確認した。到着が30分以上遅れる際は、オリオンツアーに理由と到着見込み時間を報告することも求めた。
また、国土交通省関東運輸局からゲストに招き、2016年の軽井沢スキーバス事故で設けられた再発防止のための施策を再確認したほか、バス事業者向けの新たな法令についても説明を受けた。