NAAとナリコー、CO2吸収量杉の5倍の桐植樹 成木の販売収益で持続目指す
2022年11月22日(火) 配信
成田国際空港(NAA、田村明比古社長)と、空港の土木や建築などを担うナリコー(加瀨敏雄社長、千葉県成田市)はこのほど、同空港周辺に二酸化炭素の吸収量が一般的な杉に比べて約5倍となる早生桐を植える実証事業をスタートした。
NAAが2050年度までの目標とするCO2排出量ゼロを実現する一環。さらに、成長した木を建築用などとして販売し、収益を得ることで、持続可能な施策にすることも目指す。国内空港では初の取り組みになるという。
早生桐は、成長が早い樹木の一種。成木になるまでの期間は、一般的な桐が20~30年に対し、5~6年となる。1本当たりのCO2吸収量は年間42・5㌔㌘。同事業では、成田空港周辺の約1700平方㍍の傾斜地に80本程度植樹する。