test

【JTB年末年始旅行動向】過去2番目の3045万人に、9連休でも“短めの旅行”

1571_01

 JTBはこのほど、年末年始(2014年12月23日―15年1月3日)に1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向を発表した。これによると、今年の旅行は9連休でも短めの傾向が強く、総旅行人口は過去2番目の3045万人にのぼると推計した。

 今年の年末年始は最大9連休となり、昨年に次いで長い連休が取りやすい日並びになり、総旅行人口も昨年の3053万人に次いで過去2番目の数値となった。一方、年末年始の平均旅行予定日数は3・5日と短い。「仕事が厳しいので昨年より日数を減らす」という意見が目立つことや、13年4月から一貫して所定外労働時間の対前年比が増加していること(厚生労働省・毎月勤労統計調査)から、業績回復傾向を背景に日々の仕事が忙しくなっていることが伺える。

 アンケート調査から旅行の交通手段をみると、「乗用車・レンタカー」が前年同期比4・2ポイント増の67・5%と1位。鉄道は「新幹線」が同3・7ポイント減の15・3%、「JR在来線・私鉄」が同4・5ポイント増の14・0%となった。また、宿泊場所については、「旅館」「ホテル」「民宿」「ペンション」を合わせると同1・1ポイント減で、「実家」と回答した割合が同3・3ポイント増。

 国内旅行は1、2泊の旅行が増え、3泊以上が減少したことが挙げられる。今年は長い休みを利用して長期旅行に行く動きが見られたが、来年の仕事始めが今年より1日早いことから、年末に旅行に行く傾向が考えられる。出発日のピークは12月31日の見込み。観光地はユニバーサル・スタジオ・ジャパンや富岡製糸場、富士山が継続して人気。

 海外旅行は、旅行人数が67・9万人、旅行平均費用が前年同期比2・3%増の22万2千円。出発日のピークは28日、次いで30日。帰国日のピークは1月3、4日の見込み。観光地は台湾やハワイが継続して人気が高い。最近ではベトナムやシンガポールも注目されている。

 同調査は、航空会社の予約状況と業界動向、グループ販売状況、1200人へのアンケートから推計。アンケート調査は10月31日―11月12日に、全国200地点の15―79歳までの男女を対象に実施した。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。