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NAA22年度中間連結決算、約46億円の赤字縮小 世界的な出入国制限緩和で

2022年11月25日
編集部:木下 裕斗

2022年11月25日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が11月24日(木)に発表した2022年度中間連結決算(22年4~9月)によると、営業損失は170億4000万円(前年同期は216億6800万円の損失)と3期連続で赤字となったが、損失額を約46億円縮小した。

 世界的に多くの国や地域で出入国制限が緩和されたことに加え、日本国内でも緊急事態宣言など行動制限が解除されたことで、航空機発着回数と航空旅客数が大幅に回復したことが主な要因。

 営業収益は、前年同期比32.7%増の531億6700万円と2期連続の増収となった。

 運用の効率化をはかり、最大限のコスト削減に努めたが、経常損失は178億1600万円(同220億6300万円の損失)、中間純損失は185億2500万円(同424億7700万円の損失)。

 中国の水際対策に加え、電気とガス料金の見通しが不透明であることから、22年度通期連結業績予想は、営業収益が前期比55.0%増の1285億円、営業損失は272億円、経常損失が302億円、当期純利益は330億円と予想した。

 田村社長は「外国人利用者は着実に増えている。需要の回復に対し、サービス供給体制が遅れないように関係各所と協力していきたい」と述べた。

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