全国旅行支援、年明けも 割引率20%に縮小、上限は最大7000円に(国土交通省)
2022年11月28日(月) 配信
国土交通省は11月25日(金)、観光需要喚起策である全国旅行支援を年明け以降に再び実施することを決めた。これに伴い、40%としていた割引率は20%とし、旅行支援上限は1泊5000円、地域クーポンは平日2000円とし、最大補助額は1万1000円から7000円に規模を縮小する。
全国旅行支援の実施期間は10月11日(火)~12月下旬までとしていたが、12月27日(28日チェックアウト分)と具体的な日程が決定した。年明けの再開時期については、今後の感染状況の動向を踏まえて発表する考え。
同事業では、鉄道・バス・タクシー・航空・フェリーなどの公共交通機関を利用する交通付旅行商品が1泊当たり上限8000円、それ以外は5000円までを割引上限額とし、クーポン券については、平日は3000円分、休日は1000円分を付与することとしていた。
斉藤鉄夫国土交通大臣は、「事業開始以降、コロナ前のにぎわいを取り戻した観光地もあり、全国的に需要喚起の効果が現れている。旅行需要の急激な変動の緩和をはかることと、可能な限り長期的な支援を行う観点から、これまでの全国旅行支援の制度を基本とし、制度の見直しを行った」と説明。コロナ禍からの回復がある程度進んだとの判断のもと、最大割引率を縮小した。