Global ReformBnB、11月30日に京都で発足総会 違法民泊への世界指標策定目指す
2022年11月28日(月) 配信
違法民泊を撲滅するため世界各国のホテル協会などが加盟するGlobal ReformBnBは11月30日(水)~12月2日(金)、京都府京都市の鮒鶴京都鴨川リゾートで国際組織として発足するための第1回総会を開く。日本からは全旅連青年部が参加する。
Global ReformBnBは2018年11月に、世界における違法民泊の被害状況を明らかにし、法整備や世界基準のガイドラインの策定を目的に、UNWTO(国連世界観光機関)に認定され、スタートした会議。24カ国、30都市以上のホテル協会が加盟している。これまで、アメリカ・ニューヨークやアルゼンチン・ブエノスアイレス、フランス・パリなど5回会議を実施してきた。
今回は、住宅宿泊事業法で年間運営日数を180日以内とすることや、条例によって住居専用地域では冬季のみ営業することを許可するなど民泊の運営期間を限定的していることなどから、日本の事例として「京都モデル」を発表する。
東京オリンピック開催後の民泊を含めた観光産業の変化を共有するため、青年部は19年11月にブエノスアイレスで、20年秋に実施する会議を誘致したが、コロナ禍でウェブ開催となった。22年5月、パリで再びプレゼンテーションを行い、京都府での実施が決まった。