白馬村観光局 ウェルビーイングな地へ OTENTOと協動で
2022年12月1日(木)配信
長野県・白馬村の白馬村観光局(福島洋次郎事務局長)とOTENTO(鳥居本敦士CEO、大阪府大阪市)はこのほど、「ウェルビーイングな地域づくりの取組」を協働で取り組むと発表した。持続可能な地域を目指す白馬村のビジョンとウェルビーイングな地域づくりを目指して、観光関連従事者だけでなくリゾートバイトなど短期就労者も含めて働く意欲を向上させる取り組みを感謝や賞賛を手軽に贈れるプラットホーム「OTENTO」で実現していく。
【古沢 克昌】
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11月17日には、銀座NAGANOで記者発表を実施。白馬村観光局の福島事務局長が、白馬村の目指すウェルビーイングな地域づくりについて、OTENTOの鳥居本CEOがOTENTOのサービス内容について説明した。
会見で福島事務局長は「白馬に住む人、訪れる人、働く人それぞれのライフスタイルがリゾートを形成していくものと考え、白馬に関わるすべての人たちのウェルビーイングを目指すことが、サステナブルなマウンテンリゾートを実現していくものと捉えている。働く人の幸福度をあげる取り組みをOTENTOとタッグを組んで進めていきたい」と表明。
鳥居本CEOは「〝ありがとう〟を可視化することで働く人のウェルビーイングを上げていくこと、またチップの習慣がない日本でQRコード1つ送れるスマートチップ導入の2つを目標としている。白馬村で働く人とインバウンドを含む旅行者との接点が生まれ、感動体験がさらにその旅行に彩りを与えることになるはず」と説明した。
11月17日現在、白馬村では27軒の事業者がOTENTOを導入しており、今後もスキー場を中心にアクティビティ施設や宿泊施設、飲食店など参画事業者を少しずつ増やす計画と話している。
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OTENTOとは、日本のサービス業界を支えるアルバイト・パートをはじめとする非正規雇用者が正当に評価され、より適した仕事環境を提供するためのHR Tech。具体的には客と接点を持った非正規雇用者に対し、客から直接感謝の言葉やエール、スマートチップなどを届けることができるサービスのことをいう。
客がスタッフのサービスや店舗のクオリティに満足したとき、店舗に設置したQRコードをスマートフォンのカメラで読み込むことで、働くスタッフの紹介ページに遷移し、感謝の言葉やスマートチップを贈ることができる。アプリをダウンロードする必要もない。客からのスタッフに対する評価は第三者評価としてOTENTOデータベースに蓄積され、受け取った本人だけでなく、ほかの客が当該評価(レビュー)にアクセスし、スタッフのパーソナリティデータを閲覧することも可能だ。
さらに導入した店舗は客に評価されているスタッフを可視化できること、またスタッフも直接、客からメッセージやスマートチップを受け取ることができ、店舗環境の改善や働くスタッフのモチベーションアップにもつながると説明する。
同サービスは、飲食店や美容サロンの店舗を中心に評価され、2022年6月のリリースから5カ月間で約1200軒の導入実績を達成した。
問い合わせ=白馬村観光局 ☎0261(72)7100。