「めぐる」「たべる」「つかる」 3つの視点で地域の宝探し 源流の村「川上村」で奈良県初のON・ガスイベント
2022年12月6日(火) 配信
10月29日(土)、吉野川(紀の川)の源流部に位置する奈良県・川上村でONSEN・ガストロノミーイベントが行われた。白川渡オートキャンプ場をスタート兼ゴール地点とし、村内5つの地区を巡る約7㌔のコース。参加者は地区ごとの異なる景観、雄大な吉野杉の山々と源流の村ならではの澄んだ川の景色を楽しみながら、村の自然や文化、歴史に触れた。
各ガストロノミーポイントでは、村民手作りの和スイーツやこんにゃく、清流の女王と言われるあまごの塩焼き、奈良を代表する郷土料理の柿の葉寿司を提供。飲み物には、吉野林業の生みの親である土倉翁の子孫が自らのルーツに思いを馳せ作ったワインや、流域のつながりをきっかけとして、日本酒やみかんジュースなどを用意した。
「参加者に川上村のファンになってもらい、その参加者と村民が交流することで川上村の魅力を発見・再認識してもらう」ことを目標に行われた今回のイベント。参加者アンケートでは総合満足度99%、ガストロノミー満足度100%、コース満足度95%と高評価を得られ、「スタッフの皆さんの親切さや温かなおもてなしに感動した」「もっと川上村について知りたい」などのコメントが寄せられた。
川上村水源地課の中野可央利氏は、「参加者に川上村の魅力が伝わるだけでなく、村民のスタッフの方々から『参加者と触れ合えて楽しいイベントだった、また手伝いたい』との声をたくさん聞くことができて嬉しかった」とイベントを振り返った。