「めぐる」「たべる」「つかる」 3つの視点で地域の宝探し 阿蘇市・内牧温泉で4回目のONSEN・ガストロノミーイベント
2022年12月7日(水) 配信
10月30日、熊本県阿蘇市・内牧温泉で4回目のONSEN・ガストロノミーイベントが行われた。
「菅原神社・ごく天公園」や、「福の神地蔵」などのパワースポット、熊本地震からの復興を祈念して造られた巨大な学校イスのオブジェなどを巡りながら、温泉街約7㌔を散策。散策後には、ガストロノミーポイントで提供された食材をはじめ地元の食材が並ぶマルシェでの買い物も楽しんだ。
5カ所のガストロノミーポイントでは、阿蘇とり宮名物の馬肉入りコロッケや、建岡豆腐店の油揚げと波野のそばで有名な道の駅波野神楽苑のそばを組み合わせた「山菜そば」、阿蘇はなびしの「あか牛ハンバーグ(2種の和ソース)」などを、地酒などとともに提供した。
阿蘇市役所観光課観光企画係の中島康太主事は、「市に根ざした食や温泉、自然、歴史などの魅力に触れていただくことで、再訪のきっかけをつくる。そして、地域の活性化につなげること」をイベント開催の目的に挙げる。また宿泊需要の創出を狙い、開催日を日曜としている。
そのうえで「1回目の開催は、市職員の主導で食事や飲料の提供を行ってきましたが、地域での消費につなげるために2回目からは地元のマルシェ実行委員会と協力。ガストロノミーウォーキング会場で阿蘇マルシェを同時開催することで、参加者の満足度向上と地元飲食店との協力体制を作りました」とこれまでのイベントの磨き上げについて語り、「今年度以上に満足いただけるイベントにできるよう、来年に向けスタッフ一同努力していく」と力を込めた。